平成25年度(2013年度)世田谷区のBCGについて

 今年の4月から、予防接種法施行令の一部が変わります。

予防接種法施行令の一部を改正する政令の施行等(PDF)について

一部を抜粋します。

結核の定期の予防接種の対象者を「生後6月に至るまでの間にある者」から「生後1歳に至るまでの間にある者」に拡大する。

結核の定期の予防接種は、平成25年4月1日より、生後5月に達した時から生後8月に達するまでの期間を標準的な接種期間として行うこと。

 つまり、BCG(結核の予防接種)の接種時期は国としては生後5ヶ月~8ヶ月くらいだよ、ということです。これまではBCGが比較的早期に行われていたこともあり、ワクチンスケジュールが過密になりましたが、これで幾分緩和されるでしょう。

 さて、世田谷区では今年の4月からBCG接種のタイミングはどうなるのでしょう?確認してみたのですが、平成25年度は現行通り3~4か月児健診に合わせての集団接種ということでした。ただし、事前に連絡すれば接種時期を遅らせることができます。

 当院としては三種混合(四種混合)を2回接種してからのBCG接種をおすすめしています。

 なお、このスケジュールは世田谷区民用に組んだものです。BCGが既に個別接種になっている地域や結核が比較的蔓延している地域ではこの限りではありません。

参考:世田谷区民のための予防接種スケジュール(私案)
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