9価HPVワクチン(ガーダシル9)接種できます

お断り

ブローカー・業者を介した上での、大人数の接種依頼はお断りしています。少人数・医療通訳をを伴ってでの接種は、事前にご相談ください。

2018/09/14以降ご予約の方は初回接種会計時に、2本分のお会計(割引して75,000円)をお願いします。こちらの都合でない限り、2回目の返金はいたしません。安定したワクチン確保のため、ご理解とご協力をお願いします。

海外では普通に行われているHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)の多くは、9価です。ガーダシル9(Gardasil9)と呼ばれています。当院ではガーダシル9の接種ができます。現時点での値段は38,000円となります。日本ではまだ認可されていないワクチンです。個人輸入したワクチンなので、国の認可を受けたものではありません。

 予約はお電話でお願いします。

HPVのタイプ

 HPV(ヒトパピローマウイルス)は180種類以上知られています。発見順に番号が振られているので、重症度や頻度とは直接関係はありません。

 子宮頸がんに関与しているタイプは主に16型と18型などです。これらはハイリスク型とよばれています。16・18以外にも、31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、68などがハイリスク群です。

HPVワクチンのタイプ

 日本で認可されているHPVワクチンはサーバリックスとガーダシルです。それぞれ2価、4価です。サーバリックスは16型と18型、ガーダシルは16型と18型に加え、6型と11型(性器のイボ)に予防効果があります。ガーダシル9はガーダシルに加え 31、33、45、52、58型、合計9価に対応しいます。これでより広いハイリスク群にも対応できます。従来のガーダシルでは65%のカバー率にとどまっていましたが、ガーダシル9では7つのHPV型で子宮頸がんの原因の約90%をカバーできることになります。

男性にもHPVワクチンを接種する意味

 先程ハイリスク群と書きましたが、ハイリスク群では女性の子宮頸がんのみならず男女の外陰がんの発症要因の一つとされています。また膀胱がんや咽頭がんの関連性も指摘されています。6型・11型男女ともにかかり、性器のイボの原因となります。つまり、HPVワクチンを男性にも接種することはメリットが有るのです。費用対効果を考えて、アメリカやオーストラリアではガーダシル9が男性にも推奨されています。

HPVワクチンの回数

 ガーダシルは今まで0-2m-6mというスケジュールで接種していました。つまり合計3回打っていました。
 2016年になりアメリカでは11歳から14歳までは半年あけて2回接種となりました。つまり、若い世代は2回でも十分に抗体が保たれることが分かったのです。

 15歳以降は従前のごとく3回となります。

 アメリカでは26歳までの接種を(性交渉の有無に関わりなく)推奨しています。それ以降の年齢の場合は、ご相談ください。

 2018年10月5日、米国FDAが9価HPVワクチンの使用範囲の拡大を承認しました。9歳から26歳に加えて、27歳から45歳の男女で接種が可能となります。

FDA approves expanded use of Gardasil 9 to include individuals 27 through 45 years old

安全性・補償について

 安全性については従前のガーダシルよりも若干傷みが強いと言われていますが、その他には問題はありません。個人輸入の代行業者が独自の補償制度を謳っていますが、補償を受けるまでのハードルが非常に高いものです(これは業者を責めているのではありません)。私が知る限り、各種業者で行われている補償制度が通ったという話はありません。

 御理解の上、接種をお願いします。

接種後も子宮頸がん検診も続けてください

 HPVワクチンを接種したから、もう子宮頸がんは発症しないというわけではありません。推奨されているスケジュールで子宮頸がん検診をお願いします。

どうして日本ではガーダシル9が認可されてないの?

 「大人の事情」です。
HPVワクチン 再開は「政治案件」 厚労省幹部「首相も後ろ向き」(毎日新聞)

やはりどうしても打ちたくないよ

 乳幼児のワクチンとは違い、11歳でも自己決定権は尊重します。成人ではなおさらです。しかし、HPVワクチンをする最大の理由は子宮頸がんにかからないようにするということをご理解ください。

 少なくともこちらを読んでから、お決めになってください。

子宮頸がんになったらどのような治療をするかご存じですか?

根拠なきワクチン批判で救える命を見殺しにしないで

ともにBuzzFeedの記事です。