濃厚接触者の待機期間短縮(2022年3月24日現在)
注意:これは2022年3月24日現在の情報です(保健所に確認済み)。今後の情勢で変化する可能性はあります。
新型コロナはピークは過ぎたものの、まだ出ています。
第七波も遠からずくることでしょう。
3月16日、厚労省は、会社などの事業所では「保健所等は、濃厚接触者の特定・行動制限を求めない。」と発表があり、話題になりました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html
その話題が強かったのか、他の発表はあまり話題になりませんでした。
(1)同一世帯内で感染者が発生した場合
○ 保健所等は、濃厚接触者の特定・行動制限を求める。
○ 待機期間は、原則7日間(8日目解除)だが、社会機能維持者か否かにかかわらず、4・5日目の抗原定性検査キットで陰性確認後、
5日目から解除を可能(7日間は、検温など自身による健康状態の確認等を求める。)とする。
https://www.mhlw.go.jp/content/000916891.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/000916892.pdf
つまり、
- 原則
- 家庭内でマスクをするなどの感染防御策をした翌日から7日経てば8日目で解除
- 新しい基準
- 4・5日目の抗原定性キットで連続陰性を確認したら、5日目から解除(7日目までは、検温など健康チェックが必要)
※乳幼児については、抗原定性検査キットを用いることは想定しておらず、7日間の待機となります
解除の判断について、保健所への個別の確認は不要です。
宮城県の情報が参考になります。
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/situkan/noukoutaikitansyuku.html
ただし、「抗原定性検査キットは自費検査とし、薬事承認されたものを必ず用いること」とあります。
つまり、薬事承認された体外診断用医薬品である必要があります。研究用ではだめです。
学校や幼稚園などで配られた検査キットは原則体外診断用医薬品です。
ネット販売や薬局などで求める場合は、研究用での検査は避けてください。
東京都では、「濃厚接触者への抗原定性検査キットの配布」をしています。
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/02/25/25.html
注意:「※本検査キットは症状のある方が医療機関の受診前に使用していただくためのものです。早期の待機解除のために使用するものではありません。」ということです。最近は薬局でも、購入することができます。
参考
新型コロナウイルス感染症の体外診断用医薬品(検査キット)の承認情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11331.html