7ワクチンの定期接種化にむけてー署名希望
「希望するすべてのひとが7 ワクチン( 子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌、水痘、おたふくかぜ、成人用肺炎球菌、B 型肝炎)を定期接種で受けられる制度の実現に向け署名にご協力ください。」という署名があります。
この度、HPVワクチン(俗称子宮頸がん予防ワクチン)、ヒブ、小児肺炎球菌は定期接種化される予定です。しかし懸案だった水痘、おたふく(ムンプス)それにB型肝炎のワクチンについては、定期接種化は見送られました(´・ω・`)
新しい母子手帳(去年の四月から)を見るとわかりますが、予防接種欄は充実し、これまでの定期ワクチンのみならず、ヒブ・小児肺炎球菌、ロタ、B型肝炎、HPVワクチンの欄まであります。水痘、おたふくに至っては、二回接種分まであります。便色カードと併せて、かなり前進した母子手帳だと思います。それだけに3つだけ定期接種化というのは残念です。
小児科学会も、この署名活動に参加しています。
http://www.jpeds.or.jp/saisin/saisin_130115.html
趣意書
わが国では、子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌、水痘、おたふくかぜ、成人用肺炎球菌、B型肝炎などのワクチンは任意接種であり、日本の予防接種政策は世界から大きく遅れているのが実情です。
厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会において平成24年5 月23 日に取りまとめられた「予防接種制度の見直しについて(第二次提言)」では、「医学的・科学的観点からは、7ワクチン(子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌、水痘、おたふくかぜ、成人用肺炎球菌、B型肝炎)について、広く接種を促進していくことが望ましい。」とされています。
ワクチンで防ぐことができる病気( VPD : Vaccine
Preventable Diseases)からひとりでも多くのひとを救うために、予防接種法を改正し、地域間や経済的格差なく、希望するすべてのひとが定期接種でこれらのワクチン接種が受けられる制度を早期に実現させる必要があります。
日本医師会と予防接種推進専門協議会は、7つのワクチンの定期接種化に向け、速やかな予防接種法の改正の実現のため署名活動を行うことといたしました。
国民の皆様にも広くこの活動の趣旨をご理解いただき、ひとりでも多くの方にご署名賜り、国への働きかけの力とさせていただきたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
平成25年1月
日本医師会
会 長 横倉 義武
予防接種推進専門協議会
委員長 岩田 敏
署名方法としては、小児科学会のサイトを参考にすると
- 署名用紙をダウンロード。
http://www.jpeds.or.jp/saisin/saisin_130115_4.pdf - 署名する
- 氏名・住所をボールペン等でご記入下さい。(鉛筆は不可)
- 印は不要です。代筆の場合もサイン及び印は不要です。
- 苗字・住所が同じ場合でも略式で記入しないで下さい。(「〃」又は「同」は不可)
- 送る
- ご署名いただいた署名用紙の原本を、公益社団法人日本小児科学会事務局(〒112-0004 東京都文京区後楽1-1-5 第一馬上ビル4 階)へご送付下さい。
- コピー及びFAXは不可
- 送付期限:平成25 年2 月22 日(金)必着
当院でも、署名用紙を準備します。早めに署名済みの用紙を持参していただけたら、こちらでまとめて送付します。
この署名の位置づけ、意義については、こちらもご覧下さい。
感染症診療の原則:[署名活動]予防接種法改正による7ワクチンの定期接種化にむけて
楽園はこちら側:予防接種法改正を期待する(署名のススメ)
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