気になる数字4.風しん(風疹)
今年の麻疹流行でやや影が薄くなった風疹ですが、どっこい今年も流行しています。
今年名古屋で行われた日本小児科学会でも、風疹の話題がのぼりました(私の日程の関係でその議題には参加できませんでした)。
今日聞く予定の周産期新生児部門の感染症発達が6演題中3演題が先天性風疹症候群とは。日本小児科学会全体がいかに注目してるかわかります。 pic.twitter.com/5sGHvPaevo
— Flight13 (@doctor_nw) April 12, 2014
3症例を聞くとやはり一般人(夫含めて)や産科開業医への周知を徹底する必要がある。旦那が罹患したり、産科開業医が抗体提出時期や種類を間違えていたり。コウノドリでも掲載されてるし!それにしても先天性風疹症候群で日齢3に心筋炎を起こし死亡した症例は激しかった…
— Flight13 (@doctor_nw) April 12, 2014
そう、最近気になっているのは、風疹・先天性風疹症候群に対する産院での温度の低さです。
まだ十分に知れ渡っていないのかもしれませんが、出産後の授乳時にも風疹などの生ワクチンは接種できます。しかし、多くの産院では接種されずにいます。
また、最近気になっているのは、母子手帳で風疹抗体価などの母親の各種検査が転記されていないことが多くなってきたことです。産科の事情(忙しい?)やプライバシーの配慮なのかもしれませんが、母親自身も検査結果に疎い事が多く、しっかりと記載して欲しいです。
このままでは今年も先天性風疹症候群にまつわる悲しいお話を聞くことになるでしょう…
よろしくお願いします。
a:14872 t:3 y:2