小児かかりつけ医制度のご案内
当院では「小児かかりつけ医」を推奨しています。
厚労省の説明によると「患者の同意を得た上で、継続的かつ全人的な医療を行うこと」です。当院に予防接種等を含め4回以上受診した未就学児が対象です。小児かかりつけ医について、文章による保護者の納得と同意が必要です。すべて医療費で賄われるため、医療証をお持ちの場合、自己負担はありません。
登録料はかかりません。また特別な支払いやデメリットはなく、ご登録されなくても診察に関し今までどおりで変わることはありません。メリットについては下記をご覧ください。
すべてをかかりつけ医で行うわけではありません。強制力ない緩やかな制度です。かかりつけ医登録したら他のクリニックに受診してはいけない、というわけではありません。保護者の都合により複数の医療機関受診も可能です(かかりつけ医の登録は1か所のみです)。また、かかりつけ医を変更した場合は、速やかにご連絡ください。
小児かかりつけ医について具体的な内容としては、厚労省の資料によると以下のアからオまであります。
ア 急性疾患を発症した際の対応の仕方や、アトピー性皮膚炎、喘息その他乳幼児期に 頻繁にみられる慢性疾患の管理等について、かかりつけ医として療養上必要な指導及 び診療を行うこと。
イ 他の保険医療機関と連携の上、患者が受診している医療機関を全て把握するととも に、必要に応じて専門的な医療を要する際の紹介等を行うこと。
ウ 患者について、健康診査の受診状況及び受診結果を把握するとともに、発達段階に 応じた助言・指導を行い、保護者からの健康相談に応じること。
エ 患者について、予防接種の実施状況を把握するとともに、予防接種の有効性・安全 性に関する指導やスケジュール管理等に関する指導を行うこと。
オ 発達障害の疑いがある患者について、診療及び保護者からの相談に対応するとともに、必要に応じて専門的な医療を要する際の紹介等を行うこと。
カ 不適切な養育にも繋がりうる育児不安等の相談に適切に対応すること。
です。当院でかかりつけ医になるメリットとしては、
- LINEによる情報発信。インフルエンザワクチンなどの在庫状況を優先的に受け取ることができます。
- アレルギー専門医(非常勤)やアレルギーエデュケーター(PAE)によるアレルギー相談や指導を受けることができ、アレルギーに対して早くから継続的な治療ができます。
- 医療相談は電話(専用回線)でもできますが、LINE公式アカウントでのチャットも可能です。ただし、現状では院長一人で対応しているため、夜間等はすぐには対応できないこともあります。
- かかりつけ医専用ページをつくり、緊急性のない情報などはこちらにアップします。パスワードは(ここでは書きません。既存の小児かかりつけ医の方には順次ご連絡します)です。ユーザー名は入力不要です。
注意:世田谷区の委託で行っている病児保育に優先的に予約ができるわけではありません。
上記内容に関しご質問などありましたらお気軽にお問合せ下さい。
かかりつけ医登録をご希望の方は同意書をお渡し致しますので当院受付までお申し出ください。