2012.10.31
カテゴリ:ワクチン
おたふく・水痘ワクチンの2回目接種について
MR(麻疹・風疹)ワクチンを二回接種するようになって、麻疹の発症率はかなり下がりました。(風疹が流行しているのは、今まで男性に風疹ワクチンをして来なかった「つけ」です)。
おたふく、水痘についても同じことが言えます。多くの国々では、このワクチンも2回接種です。原則MMR(麻疹・おたふく・風疹)やMMRV(MMR+水痘)を2回接種するのです。
接種間隔は国・地域での流行状況や考え方などから、微妙に違います。1歳で初回接種したとして、3ヶ月後や入学前(日本のMR2期)に接種する方法などがあります。
水痘・おたふくの2回目接種時期は、
- VPDの会のスケジュールでは、水痘は初回から3ヶ月後以降、おたふくは3-5歳。
http://www.know-vpd.jp/dl/schedule_age7.pdf
- 日本小児科学会のスケジュールでは、水痘は初回から3ヶ月後以降(2歳未満で)、おたふくは5-6歳。
http://www.jpeds.or.jp/saisin/saisin_110427_2.pdf
- 国立感染症研究所のスケジュールでは、水痘は初回から早めに(6ヶ月以降?)、おたふくは5-6歳。
http://www.nih.go.jp/niid/images/vaccine/schedule/2012/20120901.pdf
微妙に違うところがありますが、どれも水痘が早めです。
これらは金科玉条のものではありません。流行中の園に入園する場合や海外渡航の際には、接種間隔を4週間にする場合もあります。
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