1月11日からの診療について

1月11日から正式に診療を始めます。
現状でわかっていることと対応について書いておきます。

オミクロン変異体

 日本でもオミクロンがだいぶ増えてきました。「オミクロンはただの風邪」と思っている人もいるかも知れませんが、正確ではありません。確かにデルタ株よりは毒性は低いですが、新型コロナウイルス初期のアルファ株などと比較しても重症化・死亡リスクは大きそうです。後遺症のことも考えると、かからないことに越したことはありません。

ワクチンについて

 ワクチンをしていても新型コロナウイルスに感染するケースが増えてきました(ブレークスルー感染)。たしかに現行のワクチンでは発症リスクを永続的に下げることは難しいそうで、2回接種しても半年ほど経つと感染予防効果はほぼゼロになるようです。ただし、3回目を接種すれば再び感染予防効果は得られます(ファイザー社のは比較的短期のようです)。また、オミクロンでも重症化予防効果はあります。可能な限り、ワクチンは接種しましょう。日本では3回目接種は遅れていますが、チャンスが来たら早めに接種しましょう。

診察について

 咽頭痛・咳・発熱などの症状があれば、受診前に必ず申告してください。また、お子さんだけでなく連れてくる保護者の方も同様です。必要に応じて検査します。

マスクについて

 多くの人がマスクを付けてくれてますが、ポリウレタンマスクの単独使用はやめておきましょう。

会食について

 新年会シーズンですが、できる限り避けましょう。マスク無しでの会話も避けましょう。

 第6波は、成人式・連休など様々なイベントが重なったタイミングできました。しばらくは感染者は増えてくると思います。思わぬところで感染してしまってもおかしくはないかもしれません。しかし、リスクを下げることはできると思います。もう少し頑張りましょう。