9価HPVワクチン/Gardasil9(男性用)
HPV9ワクチンはシルガード9として日本でも発売されましたが、当面の間は女性のみです。世界ではシルガード9は、Gardasil9とかSilgard9とかと呼ばれています(ガーダシルをひっくり返したのがシルガードですね)。
説明
シルガード9とGardasil9の医学的な違いはありますか?
成分は変わりません。医学上は全く変わりありません。
じゃぁ、違いは何ですか?
- シルガード9:国が認可している。当面の間女性専用&患者登録が必要
- Gardasil9:国が認可していない(個人輸入)。男女適応あり。
接種間隔も少し違います。
- 通常:3回 0-2M-6M
- 9-14歳:2回 0-6M(Gardasil9だけです)。3回接種でもOKです。
どうしてシルガード9は男性には打てないのですか?
大人の事情です。仕方ないので、男性の方はGardasil9を使うしかありません。日本でもシルガード9が男性でも接種できるのを祈るだけです。
補償について
個人輸入の代行業者が独自の補償制度を設けていますが、そこに至るまでのハードルが高いため、補償は難しいとは思います。これは当院で扱っている渡航用ワクチンとおなじです。
シルガード9の場合は、「独立行政法人医薬品医療機器総合機構法」という法律で定められた補償を受けることができます。
値段について
一回につき、35,000円になります。
予約方法
原則として電話となります。個人輸入のワクチンなので、在庫はいつもあるとは限りません。